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【SKL】声と、お前と。【剣遼】

2014.10.19 00:00|SS
 ――助けて。
 ――ここは寒いんだ。
 ――誰か。
 そう、夢で誰かが伝えてくる。吹雪の中においても声ははっきりと聞こえた。
 目を開けた時には寝る前と変わらない暗闇が広がっていた。まだ夜明けには遠すぎる。
 アイツが呼んでいる。そう確信した俺はベッドから下り、裸足のまま廊下に出た。すっかり静まり返った空気の中で、足音だけが場違いなようだった。
 真上の部屋のドアを開ける。変わらず暗かったが、夜目が効くから真上がベッドの上でうずくまっているのが分かった。
 ああ、やっぱり。放っておけないヤツ。
 帰れねえよ。
 だって、お前。
 俺を呼んだだろ。
 一人じゃいられないんだろ。
 お前は頼り方も縋り方も知らねえから。
 だからこうして抱きしめる。冷え切った身体をあたためる。
 大丈夫だ、と。そばにいてやるから、と。
 そうして俺は抱きしめる。
 真上を安心させるべき言葉を俺は知らない。たとえ言葉を尽くしたとしても、多分それはひと時の慰めにしかならない。
 俺ができることはただひとつ。
 真上のそばにいてやること。
 それがきっと、真上のためになると信じて。
「真上」
 呼ぶ。
「真上、――真上」
 それしかできないけど。
 きっと、伝わるはずだから。
「……海動」
 服を掴む手に力がこもった。

――――――――

第六感的なもので繋がっていればいいなって
海動は気の利いた言葉は言えないけれど、その分行動で示します
読んでくださってありがとうございました
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スパロボ大好きなゲーマー腐女子。清く正しく変態をこじらせ中。

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