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【SKL】髑髏の中で【剣遼】

2014.10.24 17:31|SS
 大事なものは己の命ひとつ。
 戦うための身体と、戦いを楽しむ心があれば充分だった。
 すべてを犠牲にしてでも守りたいものなどない。そんなものは枷でしかない。
 俺に必要なのは戦場と、魂を奮わせ満たす命のやり取り。それさえあれば、俺は初めて自分が「真上遼」なのだと認識できた。
 俺を理解してくれる者など必要ない。己を見せることはすなわち恥であり、弱点を知られるなどもっての他だ。
 だからずっと、一人きりで生きてきたというのに。
 あの男に出逢ってしまってから、知らない自分に気づかされていく。
 嫉妬をすること、一緒にいて嬉しいと思うこと、人の体温があんなにもあたたかいこと、気持ちの伝え方、恋をするということ。
 手放せないものがたくさんできた。――できて、しまった。あいつは手放そうと勝手についてきそうだが。
 俺は決して強い存在ではない。それでもいいんだ、と海動は笑った。お前がお前でいてくれるのなら、それでいいと。
 底に沈みそうになるたびに拾い上げて救ってくれる、少しお節介なあいつ。強いお前に負けないように、迷いなく肩を並べて歩いていこう。
 なあ、海動。
 あの時あそこで出逢っていなければ、俺たちはどうなっていただろう。
 お互いずっと、強者を求めて彷徨っていたのかもしれない。
 それを「運命」なんて言葉で片付ける気はないが、カイザーに乗ることを決めたのも、お前と相棒を組むことに決めたのも自分の意思だ。誰かに操作されたからではない。
 地獄を体現する者として、戦場に降下する。
 前部座席に座った海動が、狂喜の叫び声を上げた。


――――――――

パイルダーの中でのモノローグという感じで
色々考えはするけど口に出すのはきっと二割くらい
読んでくださってありがとうございました
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スパロボ大好きなゲーマー腐女子。清く正しく変態をこじらせ中。

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