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【SKL】よんで、呼んで。【剣遼】

2014.12.20 16:11|SS
 ――真上遼。
 俺の名前。俺を俺たらしめる記号。
 誰がつけた名前なのかは知らない。気がついたら、俺は「真上遼」だった。
 人は俺を死神と呼んだ。腕の立つ潰し屋、それに相応しい呼び名だった。
 自分の名に、さしたる執着があるわけでもなかった。名無しよりはマシだと思っていた。
 あの男と出会って、名を呼ばれるまでは。
「真上」
 ほんの少し間延びした調子であいつは俺をそうやって呼ぶ。いつもそうだ。出会った頃から何一つ変わらない。あいつはずっと。変わっていくのは俺の方。
 呼ばれて、認識して――初めて自分の名前が特別なものに思えた。
 真上、と。大切な宝物を口にするように。繰り返し、繰り返し。俺を呼んで、あいつは笑う。
 胸にひとつ、あかりが灯る気がした。
「遼」
 そう呼ばれる時は決まって、顔が沸騰するみたいに熱くなる。
 特別が、一層「特別」に。
 もっと。
 もっと、俺の名を呼んでくれないか。
 呼んでくれるのなら、俺は自分が誰だか忘れないから。見失わずにすむから。
 震える喉でお前の名を呼ぶ。
 遼、と紡がれた言葉は口の中に吸い込まれていった。

――――――――――

依存というか海動に寄りかかっている真上のイメージ
大切なひとが呼んでくれる名前は自分にとっても大切になります
読んでくださってありがとうございました
それといつもパチパチしてくれる貴方に感謝です
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